「大手イコール安心」という言葉はすでに皆無。私が大手メーカーで新築を建てなかったワケとは

2019年10月から消費税が8%から10%に増税されます。消費税増税は、皆さんにとってコストアップになるので、本当に深刻な問題だと思います。

景気に与えるダメージは相当大きいでしょう。でも、今回も延期になる可能性も。
※不安定な政治で、消費者は益々不安ですね。

大手で建てなかった自宅

今、消費税増税前に自宅を建てようと計画している人が、多く住宅展示場に訪れているようで、住宅業界は期待感が高まっています。

一生に一度の大きな買い物であるマイホーム。せっかくなら、一流メーカーで建築したい。そんな思いが強いのではないでしょうか。

しかし、私がどこで自宅を建てたかというと、地方ゼネコンの「ローコスト建築会社」です。

「ローコスト建築」のメリット

ローコスト建築とは、無駄な経費や作業を省いて、設計施工一体で建築、販売している住宅です。低コストになることで建物価格も下がります。

ローコスト建築といっても使っている部材は、ちゃんとした名のあるメーカー品なので品質は問題ありません。

規格から外れると他の住宅メーカーと変わらなかったり、割高になったりするデメリットもありますが、自分の実現したい新築物件がそのメーカーの規格にうまくはまれば、お値打ちに家が建てられるのです。

自宅の新築時、大手のハウスメーカーで建てるのを辞めた主な理由は以下の3つです。

○建築コストが高い

一例ですが、大手鉄筋コンクリートのハウスメーカーだと坪90~110万円程かかるが、ローコスト建築会社であれば坪60~80万円で建てる事ができる。

○住宅建材 設備の性能の差がほとんどない

大手ハウスメーカーオリジナルと一般メーカー品とで、住宅建材、設備の性能は、通常使う機能を考えればほぼ変わらない。

○大手ハウスメーカーはオリジナル性が高く、修繕時の部品調達に困る

大手ハウスメーカーはオリジナル性が高く差別化が図れるが、修繕の時に部品が生産完了してしまっていると、ホームセンターなどで手に入れることができないことが多い。また、他で手に入らない分、メーカー側の言い値になってしまう。

この3つに共通することはコスト面です。

もちろん、大手マイホームはステータスシンボル、ブランドでもありますから、「一概にコストだけで判断するというのはいかがなものか」というのも理解できます。

ただ、大手のハウスメーカーで建てるのとローコスト建築会社で建てるのでは、建物の大きさにもよりますが1000万円~2000万円以上、建築コストが変わってきますので、金利を含めるとかなりの金額になってしまいます。

「大手イコール安心」は疑問だらけ

一般的なローコスト住宅のイメージで考えると、「安いけど、本当に大丈夫なの?」という不安があります。私も例外ではありませんでした。

そのため、ローコスト建築会社を何社か現場から完成まで厳しい視点で見学しましたが、ほぼ、問題ありませんでした。1社「安かろう悪かろう」の会社もありましたが。

テレビCMもしている誰もが知る大手ハウスメーカーでも、アフターサービスシステムが「絵に描いた餅」のこともあるので、引き渡し後のサービスが機能しているかは押さえておきたいところです。ちなみに、そのシステムがちゃんと機能しているかどうかは、その会社で建築したお客様を紹介していただいて聞けばわかります。

昨今のアパート・マンション建設の業界において、「大手イコール大丈夫」、「テレビCMで話題イコール大丈夫」という時代ではないです。高いお金を払って(安くてもそうですが)、悔しい思いはしたくないですよね。

ローコスト建築は賃貸住宅でも不動産賃貸事業で新築を建てる時も同じです。

大手ハウスメーカーの建てる建築物は、やはりコストが高いです。テレビCMなどの広告宣伝費、オリジナル商品の開発コストはもちろん、それに伴う人件費に膨大な費用がかかっており、それが価格に反映されてきています。

その分を家賃に転嫁できれば良いのですが、なかなかできない。もちろん、ブランドメーカーは客付けには多少は有利になるでしょうが、家賃にそれを反映させることは難しい。それだったら初期投資で少しでもコストを下げて、キャッシュフローを上げたほうが、当然に有利です。

安くて良質、安心な建築会社を自分の行動力で探す事。地元の中小ゼネコン、工務店でも優秀な会社はいくらでもあります。例えば、大手ハウスメーカーや大手ゼネコンの一次下請け、二次下請けの実績を持ちながら、別の窓口で自社オリジナルの建物を作っている会社がそうです。

このような建築会社は、ネットで検索したり、大手ハウスメーカーの下請け業者は何処の会社か担当者に聞いたりと、行動力を発揮すれば見つけられます。

大手ハウスメーカーや大手ゼネコンは業者と取引するときにその会社の与信調査をするので、危ない会社とは取引しません。このような会社に出会う事ができれば、安心です。

自社オリジナルの建設において、手抜き工事などの問題が発生し世間からバッシングをあびれば元請け会社からお咎めが確実にありますし、最悪、契約破棄、出入り禁止になることもあります。

そういった点から考えても、品質もコンプライアンスも意識が高い会社なのです。