タラバガニは養殖されるの?その実態について

養殖は生物をそのまま副生することを言います。
「増殖」というと分かりやすいかもしれませんね。
海産物は、養殖をして育てているものが多く、魚や貝、
海藻類などは、ほとんど養殖によってスーパーなどに出回ります。
では、カニはどうでしょうか?
残念ながら、カニは一般的に養殖のできない生物と言われています。
それは、カニはとても繊細な生物で、
ちょっとした気温差などでおいしいカニができないからです。
特にタラバガニやズワイガニといった高級なカニは、
養殖で育てることは困難でしょう。
でも、なかには養殖できるカニも存在するんです。
その正体とは、「ワタリガニ」や「上海ガニ」です。
これらのカニは、現在も養殖で育てられています。
タラバガニ以外のカニは、多少養殖技術の可否が◎の場合がありますが、
タラバガニに至ってはそれさえもNG。
しかし、ズワイガニや毛ガニに至っては、
養殖の技術を利用することは、可能なようです。
ちなみに、タラバガニが養殖されない理由は、
●需要がない
●供給は少ない
●市場に出回っていない
この3つが挙げられます。
需要と供給によってカニの値段が決まりますから、
それらがないカニは、養殖は難しいでしょう。