通信教育の中でも極めてリスクの小さな教材

スタディサプリ小中学講座は塾と比較すると月謝は安いです。しかし、これだけでは大半の子供は一人で利用しないと思うので、やらせる親にかかっていると思います。もちろん動画授業そのものは一流講師がやっているので秀逸です。ただ子供の集中力が続くかどうかは未知数ですよね。集中してないときに動画授業を再生しても、ただ流れていくだけなので、親のサポートとか見守り的なことは必要です。
タブレットを使った通信教育としては安くて品質が高い「コスパ」に優れた教材だとは思います。だからこそ教材の品質の良さに甘えずに、お子さんがスタディサプリを視聴しているときは、親も一緒に見てあげることで安心感や緊張感など、ひとりで勉強しているわけではない感覚を味わってもらうことが大切なのではないでしょうか。スタディサプリのデメリットとしては、テキストが自分で印刷なので、プリンターがないと面倒ですね。
6ヶ月に1回6冊までは無料でテキストをもらうこともできますが、7冊目以降は購入することもできるのでそちらもおすすめします。スタディサプリのメリットとしては、マスターしたい問題を自分でセレクトしてやれることだと思います。
例えば、塾では先生が決めた順番通りに授業がおこなわれますが、スタディサプリは自分の苦手な分野を重点的に勉強できます。スタディサプリの口コミとして見落とされガチなことですが、授業の動画を何度も何度もしつこく見ても誰からも文句を言われないのはポイント高いと思うのです。性格的に引っ込み思案で質問できないタイプのお子さんなら、何度も視聴できるスタディサプリの授業動画はピッタリの教材になると思います。
スタディサプリそのものは一長一短ありますし、子供の使い方次第で算数や英語の先取り学習も可能となります。そのため6年生の3学期に中1の数学や英語の授業を見ておくだけでも、中学生のスタートダッシュが可能になったり、勉強についていける素養を築くこともできますね。塾とは異なり、時間に縛られることなく、好きな時間に取り組めるのがとても魅力的だと感じます。
習い事や部活などで忙しいお子さんにもピッタリの教材です。スタディサプリで気をつけておきたいところは、勉強に対してやる気があって自ら進んでやる子にはメリットの恩恵が大きいですが、、自らやらない子にはデメリットが大きくのしかかる教材でもあります。ただ月額2,000円くらいで済むという点に関しては、通信教育の中でも極めてリスクの小さな教材だと言えるのではないでしょうか。