弓道の基本動作 立ち方と座り方について

まず立ち方です。正坐とか跪坐という姿勢ということから立ち上がる動きに関しては、坐射の際に必要になってきます。ゆったりとした状態から、息を吸い続けながら腰を伸ばしながら膝立ちの体勢をつくりましょう。そして伸びた時点で息を吐くのです。
息を吸い続けながら、(上体を乱さず安定させて)左足を半歩だけ前に踏み出してください。このとき右足の膝頭を超えないよう注意にしてください。この場合、かかとは床につかないようにしてください。 その状態で左足を軸にし、身体が傾いちゃったりしないように意識しながら垂直に立ち上がるようにります。
立ち上がって右足と左足がそろう時分に両方の膝が伸び、かかと部分が床について息を吐くようにします。すわり方については、最初に立った姿勢の状態から息を吸いつつ右足を後ろの方向に半足)分くらい引いて、ゆっくりと息を吐きましょう。
この際足下を見れませんので、他の人にチェックしてもらいながら練習することをおすすめします。上体の姿勢が乱れないように注意して、直立の姿勢をキープしたまま、息を吸い続けながら右足の膝は床に着くところまで沈むようにしてください。
上体が垂直のまま腰を沈めた後は両膝をそろえるようにして跪坐の姿勢を作ってゆったりと息を吐いてください。上体を一直線に維持すること及び頭が前後にグラグラしないことをイメージしながら稽古しましょう。視線に関しては立つ際も座る際も、2メートルから4メートルに置くようにします。
別の表現で言えば、立ったとしても座ったとしても目をやる位置は変わらないで一緒ということであります。目玉のみを上や下に動かしたりするすことがないようにしましょう。
増渕敦人 dvd 弓道上達革命